2023/01/30(Mon)
Emacsのヘルプを活用する
GNU Emacsを使うときはヘルプを活用しよう!
環境: Debian GNU/Linux 11 (bullseye) + GNU Emacs 27.1
まず、ヘルプのヘルプを表示する方法。
C-h ?
Ctrlキーを押しながら h を押して、一回離す。そして ? を押下。キーボードのレイアウトによっては、? は Shiftキーを押しながら入力する必要があるかもしれない。
すると、ヘルプのヘルプが表示されるので、Spaceキー(SPC)でスクロールして最後まで内容を確認する。Deleteキー(DEL)を押せば逆方向にスクロールできる。オプションの内容を一通り確認したら、今回は q を押し、この *Metahelp* バッファを終了する。そのまま下記のオプションを付けてヘルプを実行することもできる。
次に、ヘルプの出し方。Emacsを使っていてわからないことに遭遇したとき、ウェブ検索などをする前に、まずこのヘルプを実行するクセをつけたい。
C-h
すると、ミニバッファに
C-h (Type ? for further options)-
と表示されるので、先程ヘルプのヘルプに表示されていたオプション一覧を参考に、任意の一文字を入力すれば先に進む。ファンクションならば f と入力する。
オプション一覧の中にある a PATTERN は、例えば C-h a hello などと実行すると aproposコマンドが実行され「hello」を含む関数のドキュメントにたどり着けたりする。はっきりとわからないものでも、キーワードを数個入れてみると、そのキーワードに関連した内容が表示されたりする。ウェブ検索みたいなことがEmacs内でできて便利。ヘルプを介さず、直接 M-x apropos と呼び出すことでも同じことができる。
また、知らない関数に出くわしたり、こんな関数ないのかなと探すときなどに C-h f とファンクションのヘルプを使う。今手元で実行すると 14232 もの関数があり、それぞれリンクをたどっていけば、その関数のソースコードまであっという間にたどり着く。
ヘルプ内のすべての内容を確認したわけではないが、この C-h をスムーズに活用できるようになったら、GNU Emacsがさらに便利な道具になっていくはず。
ちなみに、C-h h と入力すると、いろいろな言語での「こんにちは」を見ることができる。これを最初に見たときは、といっても間違えてキーを押して表示されたのだが、わーとなった。あと、C-h l で自分が押したキーの履歴を確認することができる。(*´∀`)スゴカ